大学4年生の夏からラジコンを始めて,半年間の記録
ラジコンを始めたきっかけ
飛行機を設計するにあたって,まずは実際に飛行機を飛ばしてみたいと思った
それ以前に紙飛行機を飛ばしてみたりはしていたが,自分で操縦してみたかった
そんな折,TwitterでRCグライダーの動画を見て,「かっこいい!」と思った
今日もいい天気 pic.twitter.com/8ZAkLxRjlq
— いーそー (@mtk_birdman) February 21, 2020
というわけでラジコングライダー(RCグライダー)を作ることにした
何から始めればいいのか
まずは情報集め
下のブログが参考になった
ちなみにHLGはHand Launch Gliderの略で,手で持って投げるグライダーの総称
HLGの投げ方に,やり投げのようになげる投げ方と,円盤投げのように投げる投げ方(SAL: Side Arm Launch)がある
SALで飛ばす機体のことをSAL機と言ったり,DLG(Discus Launch Glider)と言ったりする
ややこしい
とりあえず色々調べてわかったことは,「初心者の単独飛行,ダメ,ゼッタイ」ということ
やや不安だったが,まわりにラジコンを飛ばしている人が全くいなかったので,とりあえず独学で始めることにした
結論から言うと,航空力学の知識があって,エースコンバットの経験があり,だれにも迷惑をかけない広大な敷地と何度ラジコンが壊れても作り直すやる気があればなんとかなる
もちろん練習はだれもいない早朝のグラウンドで行い,万が一のためにラジコン操縦者登録と保険にも加入した
1機目:スカイウォークⅡ
最初の機体を何にするか迷ったが,どうやらムサシノ模型飛行機研究所のスカイウォークⅡが良いらしいとの情報をゲットした(≫『スカイウォークⅡ』を作るべし)
機体の製作
早速キットを購入して,下のサイトを参考にしながら作った
≫ムサシノ機の製作法 (2001年10月31日版)
≫シークアーサーを組み立てる
鳥コン、院試、旅行に設計で後回しになっとったけど、やっとスカイウォークⅡの機体を完成させた
あとはプロポが届きしだい電装関係をぶち込むだけ pic.twitter.com/1mrGWBDkgg
— いーそー (@mtk_birdman) September 19, 2019
機体の製作は何とかなったが,問題はメカの方だった
色々調べてはみたがさっぱりわからなかったので,スーパーラジコン博多店に赴いて,店員さんに「ラジコン初心者なんですけど,スカイウォークⅡを飛ばすのに必要なメカ全部ください」とお願いして,おすすめしてもらったものを全部買った
※図面がないと胴体の大きさがわからないので,店舗に行くときは図面をもっていくといい
【受信機/送信機】
プロポは今後も見据えて何でもできる良いやつを買った
受信機はセットでついてくるFUTABA製のこれ
あらかじめ接続されている
【LiPoバッテリー】
2セルのリポを購入.7.4Vは電圧が大きすぎるのでレギュレーターも一緒に使う
【バッテリー充電器】
2~4セルのリポが充電できるやつ.RX変換コネクターの黒いほうをBECコネクターに付け替えて使う
【マイクロサーボ】
安くてでかい.マイクロサーボは小さく軽くなるにつれて値段が高くなる
あとはプロポとバッテリー充電器の説明書をよく読んでメカを積み込んだ
狭い胴体に受信機とバッテリーとサーボを詰め込むのに苦労した
カチャカチャカチャカチャ pic.twitter.com/HEiPYDrexW
— いーそー (@mtk_birdman) September 20, 2019
フライト
機体が完成したので操縦の練習を開始した
操縦の練習は次の段階で進んでいった
- 初飛行(トリム合わせ)
- 直進飛行(投げる練習)
- ハンドキャッチ(旋回と自分に向かって飛んでくるときの操縦)
- SAL
風がない朝は毎朝飛ばして,最初のうちは機体が壊れるまで飛ばし続けた
【初飛行】
初めて飛ばしてもそれなりに操縦できてしまうところにスカイウォークのすごさがある.名機
新しいおもちゃを手に入れてはしゃぐ大学生 pic.twitter.com/rQKzyyLZPX
— いーそー (@mtk_birdman) September 24, 2019
【直進飛行】
野球をやっていたおかげでやり投げは難なく習得できた
ああ……..それにしても高度が欲しいっ……..!! pic.twitter.com/j1wMQhYSaq
— いーそー (@mtk_birdman) October 1, 2019
【ハンドキャッチ】
思いっきりぶん投げて高度をかせぎ,旋回して戻ってくる
ハンドキャッチはRCグライダーの醍醐味
そしてこのドヤ顔である pic.twitter.com/gZygPbdrXR
— いーそー (@mtk_birdman) October 1, 2019
【SAL】
やり投げに限界を感じたので翼端にペグをぶっ挿してラダーをがっつりプリセットしてSAL
投げ上げた直後のヨーイングがすごい
※音量 pic.twitter.com/Izhl0pjLV7
— いーそー (@mtk_birdman) October 28, 2019
初飛行からここまでだいたい1か月
次の機体へ
こんな感じでスカイウォークはRCグライダーの基礎練習のともになってくれたが,もともとSAL用の機体じゃないのに酷使し続けた結果,ボロボロになってしまった
ちょっと強く投げたらすげえぶっ壊れ方した
そろそろスカイウォークⅡは卒業かな pic.twitter.com/XkcGMNBAWO
— いーそー (@mtk_birdman) November 12, 2019
というわけでSAL機を作ることになった
2機目:ホリディ
2機目も同じくムサシノ模型飛行機研究所の小型SALグライダー ホリディ
この子がまあすっごい良い
値段も1万円弱で他の完成機に比べて超お手頃なうえ,むちゃくちゃ飛ぶ
機体の製作
まずはメカの購入から
【受信機/送信機】
受信機はスカイウォークから引っぺがした6CHの空用全般 6K標準レシーバー R3006SB
【LiPoバッテリー】
Amazonで買ったGNB 300mAh HV 1S LiPoバッテリー 30C 3.8V/4.35VのコネクタをBECコネクタに付け替えた.1セルリポは軽い
ホリディは図面で1セルのリポを指定しているので,1セルリポとその充電器を買った(スカイウォークと同じ2セルリポでも飛ばせるけど,重い)
【バッテリー充電器】
同じくAmazonで買ったRcharlance 6-IN-1 PROとそのアダプタのLipoバッテリー XT60 充電アダプター.なぜか6個同時に充電できたりする
【マイクロサーボ】
安心と信頼のデジタル・マイクロサーボ SG-90.が,ホリディの胴体には入らなかったためホリディの胴体を縦長に改造する羽目になった
完成…
重量160g (設計値+30g)
土日月で左右の翼完成させて今日の午前中から組み立て始めたけど14時間くらいかかってしまった… pic.twitter.com/no45vv3q2p
— いーそー (@mtk_birdman) November 19, 2019
製作自体はスカイウォークⅡで慣れていたので特に難しくはなかったが,胴体はスカイウォークⅡよりさらに小さいのでメカの配置はかなり難しかった
サーボはどうしても胴体に入らなかったので5×2のヒノキ材を使って胴体下面を拡張し,胴体側面もサーボに合わせて加工した
その他の参考にしたのは次のサイト
≫ホリディ製作
フライト
スカイウォークⅡよりも機動性が高く,宙返りも可能
力いっぱいぶん投げると主翼が折れることもあったが,修理するたびに強くなるのでもう問題ない
以下,ホリディのフライト動画
ぶん投げ
いい音するようになってきた pic.twitter.com/qh2CrztNFR
— いーそー (@mtk_birdman) January 6, 2020
ハンドキャッチ&リリース
今日も一日 pic.twitter.com/fGyYm3u4Rp
— いーそー (@mtk_birdman) March 6, 2020
最近のSAL.ちょっとはうまくなったかな
今日も一日 pic.twitter.com/318Xpv2S8C
— いーそー (@mtk_birdman) March 12, 2020
絶賛お楽しみ中
次の機体へ
ホリディは最高の機体だが,操縦がエレベーターとラダーの2CHしかない
エルロンがついた機体も操縦したくなってくるが,エルロン機のキットは売ってない.かといって完成機は高すぎて手が出せない
ないなら作ればいいじゃない!
ということで現在エルロン機を自作中
こうご期待
コメント
はじめまして。自分の探していたブログ内容で大変助かります。自分全くの初心者です。ホリディをこれから製作するところです。プロポを何にするか迷っています。ある方から聞いたところFUTABAの6Kの受信機はコネクターが上向きなのでホリディには搭載出来ないとの事でした。出来ましたら搭載状態の分かる写真をお願い出来ないでしょうか?もう積み替えてしまってないですかね?
搭載に問題無いのでしょうか?
これからプロポ購入にあたりアドバイスあればお願いしたいです。
宜しくお願いします。
ご返信いただきありがとうございます!
確かに私もコネクターが上向きのFUTABAの受信機を使用したので,胴体下面を5㎜ほど拡張する羽目になってしまいました
もうすでにホリデイは解体してしまったのですが,搭載状態がわかりそうな写真を記事に追加しておきましたのでご覧ください
おすすめの受信機ですが,FUTABAのR2106GFをお勧めします.6CHの受信機でありながらコネクタが横向きなので,ホリデイの搭載も簡単かと思います!
ぜひご検討ください
双葉電子工業URL:https://www.rc.futaba.co.jp/reciever/air03/r2106gf.html
早速の回答ありがとうございます。写真見ました。苦労して搭載したのですね!推奨いただいた受信機を検討します。SALの映像良いですねーー。風切り音が何とも言えないですね!楽しみです。また分からなくなったら質問するかもしれません。宜しくお願いします。
早速の追加質問すいません。FUTABA 6Kの送信機のみの安価な販売があるのですが通信方式が推奨頂いたR2106GFと違うので駄目ですかね?
送信機はT-FHSS AIR,受信機はS-FHSSとなりますので。
前述のコメント無視してください。S-FHSSに切り替え機能が6Kにもついているのですね。6KとR2106GFの組み合わせに使用と思います。