参考文献の紹介

設計の勉強に使用した参考文献を紹介する

空力

『 紙飛行機で知る飛行の原理ー身近に学ぶ航空力学』 小林昭夫

おすすめ度:★★★

いろいろ読んできた本の中で,一番初心者にとってわかりやすいと思う

大学に入って初めて航空力学を勉強する,設計までやる気はないけどちょっと飛行機のことについて勉強してみたい,そんな人にお勧めできる本


『航空力学の基礎 第3版』 牧野光雄

おすすめ度:★★★

みんな大好き”銀本”.鳥人間設計のバイブル.これとXFLR5さえあればとりあえず設計は何とかなる.そんな一冊.

普通に難しいので1回で理解しようとは思わず,何度も繰り返して読むといい.

1章,2章前半,6章以降は鳥人間に関係ないので読まなくてよし.面倒な数式の導出も全部飛ばしてよし.


『航空機力学入門』 加藤寛一郎

おすすめ度:★★

「おまえ全然入門じゃないじゃないか」と言いたくなる上級者向けの本.機体の動安定に興味が出てきたときに読むといい本.通称”白本”.

機体の安定微係数の計算方法が詳しく書いてある


『航空機の飛行力学と制御』 片柳亮二

おすすめ度:★★

「機体の安定微係数も計算できたし,さて,フライトシミュレーターでも作るか!」となったときに読むといい本.通称”青本”

安定微係数はすでに計算できている前提で,おもに線形解析の方法について書いてある.予備知識として制御工学を学んでおくと読みやすい.


『飛ぶ力学』 加藤寛一郎

おすすめ度:★

どちらかというと楽しい読み物.銀本程度の知識があったほうが読みやすい.2乗3乗の法則とか,ツバメが飛ぶときの尾の形だとか,変化球が曲がる理由だとか,そんな感じ.

剥離については上にあげたどの本よりも詳しく書いてあるので参考にするといい


構造

『グライダーの製作(Ⅰ)「木製ボックス桁」』 (有)オリンポス

おすすめ度:★★★

木製ボックス桁の設計,製作について書いてある本だが,題材は鳥コン滑空機であり,共通する部分が多い.

とても分かりやすくまとめてあるので,とりあえず必読

購入は以下のサイトから

>>AIRCRAFT OLYMPOS


『複合材料の力学序説』 福田博,邉吾一

おすすめ度:★★★

古典積層理論について学びたいならこの本

材料力学の復習から積層板の面内剛性,面外剛性へと順序だてて説明してくれる


『入門 複合材料の力学』 末益博志,日本複合材料学会

おすすめ度:★★

おなじく古典積層理論について書かれた本.『複合材料の力学序説』よりもページ数が少ない分いろいろとすっ飛ばして書かれている

相当弾性特性,破壊則についてはこっちのほうが詳しく書いてあるのでおすすめ


『飛行機の構造設計ーその理論とメカニズム』

おすすめ度:★

実際の航空機の構造について紹介している本.どちらかというと読み物.すさまじく眠気を誘うのでまだ最後まで読めていない…


設計

『鳥人間コンテスト出場者ガイドブック』 鳥コン事務局

おすすめ度:★★★

鳥コンの出場者説明会に参加するともらえるアレ.鳥コン初出場チームに向けて,機体の性能向上や設計,製作,さらに飛行を行うための安全指針が書いてある.

世の中にここまで鳥コン機の設計,製作,試験に特化した本はない.「この本の通りに機体を作れば3位以内に入れる」といわれるほどの良本.とりあえず必読.


『航空機設計法ー軽飛行機から超音速旅客機の概念設計までー』 季家賢一

おすすめ度:★★★

航空機の概念設計の手順についてまとめてある.東大の講義の内容をベースにしてある.

設計の全体の流れを知るのにいい本


『飛行力学の実際』 内藤子生

おすすめ度:★★★

『航空機設計法』にくらべて実際の値を決めるための情報が多い.航空機力学についても触れているので,銀本が難しいと感じた人はこれから読んでみるのもいいと思う.


Aircraft design: a systems engineering approach

おすすめ度:★★★

これを見つけたのが日本語の本をあらかた読み終わった後なので最初から最後まで目を通したわけではないが,気になる節をいくつか読んだ限りかなり詳しく書いてある.

上の2つの本で,「はいはい,で,結局どうすればいいの?」となったところからさらに1歩踏み込んで書いてあるイメージ

なぜかネットでダウンロードできる


『飛行機設計論』 山名正夫,中口博

おすすめ度:★

いまは絶版になった古い本.なかなかにポエミーで読みづらいが,分厚いぶんデータがたくさん載っていたり,ほかの本には書いてないようなことも書いてあるので一読の価値あり.


まとめ

とりあえず今まで読んだ本の中からよかったものをまとめてみた.これからまたいい本を見つけたら随時更新していく予定

設計に興味がある人は,★3の本から順番に読んでいくといいと思う

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